振る袖に宿るもの

 

今日は「成人の日」ですね。

 

成人式と言えば「振袖」。

私も朝から、成人式に出席するお嬢さまの
お仕度を手伝ってきました。

 

お天気が今一つですが、
HAPPYな一日を過ごしてくださるといいなぁ♪

 

 

さて、
この振袖、種類があるってご存知ですか?

 

袖の長さによって、

「大振袖」3尺(約114cm)
「中振袖」2尺8寸5分(約108cm)
「小振袖」2尺(約79cm)

と呼び方が変わるんです。

 


振袖特有の長い「袖」。

「袖」には「願い」が込められています。

 

 

古代の人々は、
空気を揺らす(振る)ことによって、
神霊(神様)を呼び寄せたり、厄を払ったりできるとして、
布、銅鏡・銅剣などの呪物、鈴などを振って
「魂振り(たまふり)」
という神事をおこなっていました。

 


呪術的な意味を持つ「魂振り(たまふり)」は、
神霊(神様)に対してだけではなく、
人に対しても行われるように・・・

 


好きな人を振り向かせたり、
誰かに自分の思いを伝えたいと願う時に
袖を振るようになったわけです。

 


振袖の袖が長くなったのは、
「愛する人との良縁を願って袖を振るようになり、
その効果を高めるためにどんどん袖が長くなった」
なんて一説もあるくらい・・・(^^)

(※舞踊を美しくみせるため 等、諸説あります)

 


相手ができれば、袖を「振る」必要がなくなるので、
長い袖の振袖ではなく、短い袖の留袖を着るんですね。

 


現在でも使われる、
恋愛の「振る」「振られる」は
ここからきているそうですよ。

 


これ以外にも「袖」にまつわる言葉が沢山あるのは、
「思い」を袖に込めてきたからかもしれません。

 

 

また、「振る」という行為には、
神様のご加護で安寧を祈願する
という意味もあります。

 


旅に出る人を見送る時には、
手を振ったり、袖を振ったり、
体の一部を振ることによって
魂振りの呪力が相手に及ぶことを願い、
健康と無事を祈りました。

 


「いってらっしゃい」
と手を振るのにもこんな意味があるのです。

 

 

 

振袖の「袖」には、

「愛」
「神様のご加護」
「良縁」
「厄払い」
「健康」
「安寧」   などなど、

 

お嬢さまの幸せを願う気持ちが、たくさん宿っているんですよ♪